黄石寨
皆様、こんにちは、ようこそ張家界へ、皆様と一緒に張家界にある最大な凌空観光台「黄石寨」をご案内させていただきまして、とっても嬉しく存じます。黄石寨を見ないことには、張家界までの旅行は台無しだと言われています。即ち、黄石寨は張家界の風景の中の結晶だと言われています。「五歩前に出ると、珍しい、七歩なら、不思議だ、十歩行くと、呆気に取られてしまう」というのはかつて有名な詩人の黄石寨への評価でした。では、これから、皆さんは私について山林の静寂な道に沿って、たくさんの風物を楽しんでください。ここはずっと曲がりくねる険しい山道ですが、昔から、黄石寨を登ったら、裏山に一つの小道しかありません。今我々が歩いている道は十年ほど前に人工的に切り開いたものです。ちょっと静かにして耳を澄ませてみてください、前方からの歌声は耳に心地よいトウチャの民謡です。この前はトウチャの女の子の「お立ち台」です。一人ひとりが立派な身なりをしているトウチャの女の子は、ご来賓の皆様に歓迎の意を表すように歌ったり踊ったりしています。彼女らの綺麗な歌声は皆様にトウチャ風俗への無限な憧れを思い出させるのではないでしょうか。客好きな上に、純朴でもあり、また善良でもある彼女らの性質は、かつて経験したことのない気楽な感覚と楽しさを感じさせるのではないでしょうか。まさに今、張家界の「山、水、人間が美しい真の意味」を悟ったことと存じます。右側の向こうの山をご覧になってください。あそこに高さが約20メートルある石円柱があり、そして、石円柱の頂には長さ3メートル、広さ1.5メートルの石からできた四角い箱があります。箱の上に石の蓋があり、石の蓋は半分が浮いているんですけど、もう半分が箱に被さっています。周りに五本の緑の松の木が植えてあります。昔の昔、張良さんは黄石公さんの虎の巻を三巻箱の中に隠して、戦争が収まったあとで、張さんはそれを取り出し、他の所に置きましたが、蓋を閉めることを忘れてしまい、今までこうなったという伝説でした。この箱に虎の巻を隠したことがあるので、「天書宝盒」と呼ばれているのです。こちらから前方を見てください。二つの山が抱き合い、真ん中に一つの通路だけがあります。これが「勇者一人が関を守れば、一万人の兵でも攻め落とされない」と言われていた「南天門」であります。こちらもご覧になってください、それが「定海神針」です。聳えて、がっちりとした体でその山を支えているようです。「定海神針」は「金鞭岩」と遠い距離から相対し、たいへん壮大な「天然景色」になっています。あそこに単独に聳え立つ峰はどんな風物でしょうか？高さ300メートルあり、雲に届くかのようです。南天門の下に立っているので、張家界の名高い「南天柱」と呼ばれています。平面から急に突き出していて、形が不思議ですから、「南天柱」は「武陵源」という風景のクローズアップです。「南天柱」は数万年ほどの風雨に耐えてなお、堅忍不抜な精神が相変わらず結構溢れています。「武陵源」石英砂岩峰林地形景観の縮図でもあり、また張家界国際森林保護のシンボルでもあります。石英砂岩峰林地形と言えば、皆様はきっと大自然がそれほど珍しいのかと不思議に思うかもしれません。科学的な証明によると、三億年以上前はここは果てしない海であり、約一億年ぐらい前、波に洗われて、海底に存在する厚さ500メートルある石英砂岩は新構造運動により、強烈に持ち上げられて、陸地になりました。地面が上がったあとで、小さな砂石は雨に流されて、それから、重力の作用で岩が倒壊し、また雨が降って、渓流にゆっくり流されました。そして、長い歳月がたって、武陵源地区は次第に奇異な「石英砂岩峰林地形」になったのです。はい、今、黄石寨の頂上に到着しました。これから、「摘星台」へ観光に行ってみましょう。ここに立つと、「下へ見下ろすと、どんなに大きな山でも小さくなった」という感覚になります。とりわけ夜になると、夜空の星との距離は手を差し伸べれば摘めるほど近い感じがするのです。皆さんがご覧になっている人工的に作られた観光地は「六奇閣」です。「六奇」を正確に言えば、「山、水、雲、石、動物、植物」は珍しいということです。はい。今日の見物はそろそろ終わりますが、また皆様がいらっしゃることを期待しております、今日はお疲れ様でした。
