1.動詞連用形 + こなす (熟练的)
注:こなす→熟す
例:彼女パソコンが使いこなしている。
2.に加えて (再加上)
例:綺麗な声に甘いマスクに加えて、あの歌手はあっという間に有名になった。 関連:マスク-顔、容貌。「甘いマスク」
3.(ても)差し支えない = (ても)いい
注:差し支え-具合の悪い事柄。差し障り(さしさわり)。妨げ(さまたげ)。支障。障害。 例:①熱も下がったから退院しても差し支えない。
②今日の仕事忙しくないので、早く帰っても差し支えない。
4.ナニナニを踏まえて (拠り所にする / 根据,依据)
例:①例年の問題を踏まえて、受験準備をする。
②彼の考えは実況をよく踏まえている。
5.言わずもがな
注:(「がな」は願望の意を表す助詞)
①言葉に表さないほうがいいと思われること。言わでもの事。
②分かり切っていて今更言う必要がないこと。 例:①「言わないほうがよい」
そんな事は言わずもがなだ。
言わずもがなの事を言って大失敗をした。
②「いう必要がない」
今更そんな事言わずもがなだ。
③「もちろん」
英語は言わずもがな、ロシア語も話せる。
6.憚らない (毫不畏惧,毫不客气)
注:憚らない→はばからない
憚る-(対象との間に差し障りを認めて)恐れ慎む。遠慮する。「人目を憚る仲」 例:①彼は友達にお金を借りっぱなしにするのを憚られなかった。
②クラスで一番できるのは、自分だと言っても憚らない。 7.動詞連用形 + 際に (即将,将近,临近)
例:母親は死に際に、私の身の上を教えたくれた。
8.無きにしも非ず
注:ない訳でもない。少しはある。また、無いのではない。確実にある。 例:①機会が無きにしも非ずだ。
②彼女が嘘をついていることは無きにしも非ずだ。
③希望は無きにしも非ずだ。
9.数量詞 + や + 数量詞 + に止まらない (不仅仅,不止…)
例:今度の参加者は300人や500人に止まらない。
10.未然形 + ず + 嫌い
例:食べず嫌い
①彼女はイクラを食べず嫌いしている。
②「私ミュージカルって嫌いよ」「食わず嫌いのくせに」
③それは食わず嫌いというものだ。
11.だけ増しだ (只要…就算不错了…)
例:合格点だけ増しだった。
12.のなんのと = とかなんとか (要求,不满等借口)
例:息子が新しい学校に入ったら、寝室が狭いのなんのと文句ばかりだ。
13.行き掛け (顺便)
例:スーパーへの行き掛けに郵便局に寄っていく。
関連:行き掛けの駄賃-(馬子が問屋などへ荷をつけに行くついでに、よその荷物を運び、手間賃を得たところか)事のついでに他の事をして利益を得ること。また、有る事をするついでに他の事をすること。
14.名詞 + にかこつけて (找借口,托辞)
注:かこつける→託ける
(「かこちつける」の変化という)原因、理由、動機などを、他の関係の薄いものに無理に結びつける。他に関係付けて言う。ほかの事を口実とする。事寄せる。託つ。 例:①病気に託けて会に出席しなかった。
②彼は何かしらに託けていつも招待を断る。
関連:何かしら-実体を特定しないまま指示する。どういう点か。どういう物か。何か。
15.を押して
注:押して-…を承知しながら 例:①あらしを押して出かける。
②妹が親の反対を押して、一人で日本へ行った。
16.とも (肯定,绝对)
注:「終助詞」〔強く断言する〕 例:①行きますとも。
②その通りですとも。
③そんなこと許しませんとも。
17.動詞命令形 + ども = (て)も
例:①子供といえども馬鹿にならない。
②行けども行けども人家は見当たら無かった。
③不法に侵入したものは何人といえども射殺される。
18.とて
注:①文または文相当の語句をうけ、「…と言って」「…と思って」の意を表す。この場合の「て」は極めて軽く、文法の機能は「と」だけの場合とほとんど変わらない。
②名前を表す体言をうけ、「と言って」の意を表す。
③(1の用法から進んで)体言を受け、
ⅰ.理由、原因を表す。
ⅱ.「…だって」「…もやはり」の意を表す。「彼はもちろん、僕とて信じられなかった。」 例:①「…と言っても」
大金持ちだからとて寄り付きに忚じるとは限らない。
名医とてすべての病を治療できる訳ではない。
②「…しても」
いくら倹約したとて家を買う金は貯まらない。
③「…もやはり」
彼とて後悔していることはあるのだ。
④「…ゆえに」
休日の事とてレストランはどこも満員だった。
19.名詞 + にかまけて (忙于,专心于)
注:心がそれにとられるのを言う
①心が動く、感心する。共感する。
②有る事に気を取られて、心を煩わす。そのことに拘る。
煩わす→わずらわす
拘る→こだわる
例:子供に感けてテレビを半時間も見られない。
20.もそこそこに (马马虎虎,敷衍了事)
注:〔副〕心が急いて先を急ぐさま。また、手間を嫌っていい加減にするさま。 例:①夕食もそこそこに勉強を始めた。
②大学卒業もそこそこにアメリカに渡った。
21.矢先に
注:矢先-ちょうどその時
例:①朝食をとろうとした矢先に電話が鳴った。
②降りようとしていた矢先に車が動き出した。
22.名詞 + じみる
注:じみる-らしく見える 例:①彼は年寄り染みている。
②子供染みた行為はよせ。
23.ぶる
注:立派に装う
例:①芸術家ぶった人だ。
②無邪気ぶっているだけだ。
③兄貴ぶって忠告した。
④貴婦人ぶってみた。
⑤大人ぶっているがまだ子供だ。
24.動詞未然形 + んとする
Ⅰ.前接意志动词 (为了,想)
例:日本の文化を学ばんとして、日本にやってきた。 Ⅱ.前接非意志动词 (即将)
例:雨が降らんとする、日に傘の用意に心が掛ける。
25.て + は適わない (受不了,不能适应) 注:そういう状態ではいられない。そういうことをしては堪らない。耐えられない。困る。 例:①彼のお喋りは適わない。
②こう蒸かし暑くては適わない。
26.名詞 + を尻目に ((明知故犯的)无视,蔑视)
例:①皆の反対を尻目に彼は旅立って行った。
②男を尻目に掛けて黙って行ってしまった。
③彼はいつも人を尻目に掛けた態度をとる。 関連:尻目に掛ける
①尻目に見る。人を見下ろし、蔑むさまや無視する態度などにいう。
②媚びた目つきをする。色目を使う。秋波を送る。
見下ろし→みおろし
蔑む→さげすむ
媚びる→こびる
秋波→しゅうは
27.た + 手前 (因为考虑到…所以…)
注:后句多为 なければならない、わけにはいけない 等 例:約束した手前、行かなければならない。
28.弾み
①た + 弾み (一霎那,一瞬间) 例:転んだ弾みに財布を落とした。
車を避けようとした弾みに電柱にぶつかった。 ②何かの弾みに (偶然,说不清楚)
例:忘れていたことを何かの弾みに思い出した。 ③弾みか (不知为何)
例:どうした弾みか、このドアが開かない。
29.(なら)未だしも (如果…还算罢了…但是…)
例:走ってきたなら未だしも、なんとゆっくり歩いてきたとは。
30.越したことは無い (没有比此更好的)
31.(なら)いざしらず
注:(正しくは「いさ知らず」。副詞「いさ」と感動詞「いざ」との混同)一つの事を挙げて、それについてはよく分からないがの意で、後述するもう一つの事を強調する表現。 例:他人はいざ知らず、私は最後まで頑張ります。
32.動詞連用形 + 捲った (拼命的,一个劲的)
注:捲る-盛んに行う 例:①彼女は喋り捲った。
②彼は物語を書き捲った。
③彼は働き捲った。
33、たかが
注:「副」それはたいした意味、価値を持たず問題とするに足りない、と言う話者の気持ちを表す。高で。
ⅰ.数量、金額などについていう。詰まるところ。せいぜい。高々。「高が十円の品」
ⅱ.内容、程度、性質、身分などについていう。「高が子供のいうことだ」
ⅲ.ことの成り行きなどについていう。 例:①高が5000円くらいにくよくよするな。
②高が子供に何か期待できるか。
③偉そうなこと言ったって高が平社員じゃないか。
34.までして と してまで
例:①環境に配慮したエンジンを開発するため、各企業は必死に研究を続けている。担当者は休日出勤までして、開発に力を注いでいるらしい。
②好きなことを我慢してまで、長生きしたいとは思わない。
35.動詞原型 + べきだった (要是…就好了)
例:先週中に原稿を書き上げるべきだった。
36.碌に…ない
例:①ろくに考え(読み)もしないで契約書に署名をしてしまった。
②ろくに新聞を見る暇もなかった。
③ろくに休みも取れない。
37.て + しかるべき (应当的,理所当然的)
①〔適当な〕、〔相忚しい〕
例:彼は然るべき治療を受けねばならない。
式に出るなら然るべき服装をして行きなさい。
その事は然るべき考慮を払いましょう。 ②〔悪くない〕
例:然るべき家柄。 ③〔当然な〕
例:あれだけ世話をしたのだから、お礼を言って然るべきだったのに。
そういう人は厳しく罰して然るべき。
38.ます形 + よう 表示做事情的方法
受験問題:___によって、その仕事はもっと簡単に済ませることができる。
1.やりかけ
2.やりそう
3.やり様
4.やりがち 注:様-ある事を実行するための方法。手立て。手段。
39.にてらす
注:てらす-比較する
例:①その件は前例に照らして決めた。
②このような事実に照らしてみれば彼の説は正しいことが分かる。
40.に値しない (不值得)
例:①この種類の本なら、真面目に最後まで読むに値しない。
②この問題はこれ以上の論議に値しない。